祇園祭祇園祭に行ってきました。山鉾巡行が行われる17までだったら鉾の上に乗れると聞いたので、それを楽しみに行ってみました。 長刀鉾です。 近くから見ても見事です。 鉾はたくさんあるのですが、この鉾だけは生稚児さんが乗るのだそうです。 それと、この鉾だけは女人禁制なのだそうです。 ところで、長刀鉾の長刀は東西南北どの方向に刃先が向いているか知っていますか。 長刀鉾の長刀は八坂神社は御所に刃が向かないように南向きになっているのす。 ちゃんと配慮されているのですね。 長刀鉾の日本手ぬぐいを買って鉾の上の隣の部屋に上がってみました。 すると、とても綺麗な織物がたくさんありました。 生稚児さんが着る着物も展示されていました。 鉾に乗りたかったので、違う鉾へも行ってみることにしました。 隣の函谷鉾です。 ここは、昔女人禁制の鉾が多かったそうですが、まっさきに女人解禁にした鉾なのだそうです。 上に上ると重要文化財の「イサクに水を供するリベカ」がありました。 16世紀末のベルギー製なのだそうです。 旧約聖書創世記より題材をとるこの前掛けを、なぜキリスト教禁制の時代に堂々と使うことが出来たのかと思いますか。 実は昭和45年に調査が行われ重要文化財に指定されるまで、「水を汲む女」と呼ばれており、誰も聖書にゆかりのものだと気付かなかったからなのだそうです。 良かったですね。 鉾の上からの景色です。 形が面白い船鉾です。 綺麗ですね。 これは、岩戸鉾の前にあるミニュチュアです。 日本神話の「天岩戸」と「国生み」を色濃く表した曳き山です。 天照大神、手力男尊、イザナギ尊と三体のご神体が祀られています。 屋根の上にあるのがイザナギ尊のご神体人形です。 私が一番好きで、本当にきれいだなと思ったのは月鉾です。 動く芸術品と言われるだけあって本当に美しい。 鉾頭に三日月、真木に月読尊を祀っています。 月読尊はイザナギが禊祓いで右目を洗った時に生まれた神様です。 (ちなみに左目を洗った時に生まれたのが天照で、鼻を洗った時に生まれたのは素盞鳴尊です。) 祇園祭はテレビや新聞で知っていましたが実際に来てみると、思っていたのと全然違いました。 役行者山に行けなかったのがちょっと残念でした。 御神体は修験道の役行者、鬼の姿の一言主神、女神の葛城神を見ることが出来なかったのが心残りでした。 でも、心残りがある方がまた来たくなっていいのかも知れませんね。 どの鉾も美しい。 御祭りは楽しい。 さすがに、日本一有名なお祭りだけのことはありますね。 一度は行ってみる価値ありです。 |